屋上などでみる、脱気筒ってなに❓❓
2025.04.28 (Mon) 更新
「外壁塗装」において「脱気筒(だっきとう)」はあまり一般的な言葉ではないため、混乱される方も多いですが、特に防水工事や屋上、バルコニーなどの防水層の施工時に重要な役割を果たす設備です🌟
神戸市で外壁塗装や防水工事を検討している方にとって、「脱気筒」の意味とその重要性を知っておくことは、施工の質や建物の耐久性を高めるうえで非常に有益です❗️
今回は、「脱気筒」の役割、なぜ設置が必要なのかをわかりやすく解説します☝️
Contents
■ 脱気筒とは?
脱気筒とは、防水層の中に閉じ込められた空気や水蒸気などを外に逃がすための通気装置のことです。
特に密着工法ではなく、「通気緩衝工法(つうきかんしょうこうほう)」と呼ばれる防水工法でよく用いられます。
建物の屋上やバルコニーなどは、常に雨風や紫外線にさらされ、構造上コンクリートの中に湿気が含まれやすい状態になります。
その湿気が防水層の下に残ってしまうと、水蒸気が気温の上昇などで膨張し、次第に防水層を内側から持ち上げてしまう「ふくれ(膨れ)」の原因になります💦
この「ふくれ」を防ぐために、防水層と下地の間に通気層を設けて、その湿気を上手に逃がす必要があります。
その通気層から外へと湿気を逃がす役割を果たすのが「脱気筒」です。
見た目は金属やプラスチックの筒のような形状で、防水層の上に突き出る形で取り付けられます。
■ 脱気筒のメリット
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防水層の耐久性が向上
内部の湿気を適切に排出できるため、防水層が膨れることなく、長持ちします。 -
施工後のトラブル防止
ふくれや剥がれといった施工不良が減り、補修の必要性が低くなります。 -
長期的なコストダウン
一時的にはコストが増えても、長期間メンテナンスフリーで済む場合も多く、結果として費用対効果が高いです。
■ 外壁塗装との関係
外壁塗装自体には脱気筒を設置するケースは少ないですが、同時に屋上やベランダの防水工事を行う場合、特に重要になってきます!
神戸市のように四季があり、夏場の高温多湿や冬場の乾燥など、建物にとって負担の大きい環境では、こうした湿気対策が不可欠です‼️
また、古くなった建物ではすでにふくれやひび割れが発生していることもあり、塗装工事だけでなく下地や防水の再施工も検討する必要があります。その際、通気緩衝工法+脱気筒の設置は、非常に有効な手段となります😊
「阪神ホーム」は、神戸市を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事・リフォームを手がける地域密着型の施工会社です😊
外壁塗装に関しては高品質な塗料を使った長持ち塗装が特徴で、診断・見積もりから施工後のアフターサポートまで一貫して丁寧に対応しております🤗
特に防水工事に関しては、通気緩衝工法や脱気筒の設置など、より耐久性を高める施工に対応しています!
外壁塗装をきっかけに、建物全体の健康を見直してみてはいかがでしょうか❓